A.Kentaの非日常〜趣味で彩る世界〜

このブログはアマチュアカメラマンを趣味でやっている侍フォトグラファーA.Kentaが隙間時間を使って、趣味を晒していくブログです。小説紹介、ゲーム紹介、カメラ関連などいろいろ出していきます。

【小説ネタバレレビュー】アリス殺しという世界

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【注意】

この記事は一度このブログでご紹介させていただきました「アリス殺し」のネタバレを含むレビュー記事になります。

 

もし、今後「アリス殺し」を読む予定がある方はネタバレして本来の面白さを体験できなくなってしまうので、ここでブログを閉じることを推奨いたします。

とりあえず、ネタバレでもレビュー見てみたいという方はそのままお進みください。

 

 

 

結論

文章による巧みな印象操作、思い違いの誘発それによるどんでん返しの展開、終盤の気分の盛り上がりは計り知れません。

 

注意:上記のような展開の作品のため、ネタバレは面白さを半分以上奪ってしまうと思います。

それでもいい方、あまり読むつもりはない、もしくは最後まで読んだ方だけ

お進みください

 

 

「アリス殺し」

あらすじ:前回記事引用

 

 

メインブログの方の記事「ネタバレ無し版」↓

www.kenta1019.com

 

あらすじ自体は、前に公開している記事に載せていますが、やはり特筆すべきは作者の文字による心理操作、印象操作の上手さというところでしょうか?

 

この記事を読まれている方は、

「アリス殺し」を最後までお読みになった方か、

もしくは特にネタバレを気にしない未読者だとは思いますが、読み終わってる前提で話します。

 

正直な話をいうと、おそらくある程度の人が

実際の犯人がアリスではなくメアリーアンであることに中盤ぐらいで予想がついたと思います。終盤で起こる蜥蜴のビルが殺された際のダイイングメッセージの

「公爵夫人が犯人であるはずがない」という部分で確信へと移りましたね。すごく練られているなと感じました。

 

判明していく意外な点

それとは他に作中に登場する刑事の2人は一見すると不思議の国の中で捜査を行なっている頭のおかしな帽子屋と猫の2人だと思うところ、実は赤の女王と公爵夫人のアーヴァタールであったという点。

非常に驚きましたね。それはかなり予想外でした。完全に私も上記の通りと騙されていました。

言葉巧みに印象操作されていて、あたかもアーヴァタールがそのものだと思い込んでしまったいました。このすごいって感じる感覚を小説で味わうことができるのは結構魅力的です。

 

この作品の中で一番の予想外な展開は

皆様同様な感想だと思いますが、実は栗栖川亜里のアーヴァタールは眠鼠で、ペットのハムスターがアリスであったという点。

また、一連の犯人であるメアリーアンとの地球と不思議の国での戦いの中、どんでん返しの一部である実は不思議の国が軸で地球がアーヴァタールであったという事。地球で死亡しても不思議の国の方が死なない限り生き返るというような点。

 

その2点ではないでしょうか?

その中で上記の展開が繰り広げられる終盤は

深夜に作品を読んでいても読むのを止めることができないレベルでの面白さ、ワクワク感が有りました。実はいまの現実も赤の王の夢であって、作中の不思議の国のような別世界、別次元が存在し

そこが実は軸で地球がアーヴァタールなのではないか?そんな気持ちにもさせてしまう、とてもファンタジー、ミステリー感も溢れるものでした。

 

「おはよう、アリス」という最後の言葉もすごく意味深でゾワっとしてしまうことでしょう。

 

こういう、まさか!の展開が何点か潜んでいるというそれが、今回紹介させていただいた作品の魅力です。

皆さんはこの展開を楽しめましたか?

 

一応読んだ人をターゲットとしてこの記事を作成してますが、万が一まだ読んでなくて

ネタバレを少し知った上でやっぱり読んでみようかなと思う人がいれば是非どうぞ!!

一緒に本の楽しさを感じましょう〜〜

アリス殺し (創元推理文庫)

アリス殺し (創元推理文庫)

 

ちなみに、これを読んだ方は次作の

「クララ殺し」へ行ってみましょう〜〜

私はいま8割ほど読んでますが、こちらも同じような世界観で、アーヴァタールのミステリーが楽しめます。また、後日記事としても紹介の記事を作りますのでよろしければまたどうぞ〜〜!!

 

クララ殺し (創元クライム・クラブ)

クララ殺し (創元クライム・クラブ)

 

 

 

【小説レビュー】驚異のどんでん返しあなたはきっと驚愕する〜「アリス殺し」〜

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この本って?

・現実と夢の不思議の国で起こる事件がリンクする中、主人公が容疑者として疑われ、謎を解くことになる、、、

不思議の国のアリスをあまり知らなくても楽しめます。(私は全然知りません)

終盤に起こるどんでん返しの連続が最高です!(寝る前読むと止まりません。注意!)

最後の一行までミステリーが続く、最後まで楽しませてくれる作品です。

 

はじめに

このブログは

メインブログからの派生として日常、様々なジャンルについてを題材としていきます。 

 

今回は私が読んで皆さんにオススメしたいと思った小説の紹介の記事を作ってみたいと思います。

 

最近、私生活に何か余裕がないなーって思い始めたので、思い立って小説を読む時間を作ってみました。

昔から小説自体は結構好きでいろんな物を読んできました。
そのきっかけは父親から勧められた「星 新一」さんのショートショートシリーズですね。

当時確か小学生ぐらいの頃でしたが星新一さんの本は非常に面白いものです。

皆さんは読んだことありますか?一個一個がすごく短編の構成されていて、読書になれてなくても非常に読みやすく
それでいてすごく謎が深いものです。

 

さて、今回は「星新一」さんとは関係ない本なのでここまでにしておきましょう。

ではでは本題に入っていきます。

 

アリス殺し

「アリス殺し」それが今回ご紹介させていただく小説のタイトルです。

本屋でとりあえずなんかハマれそうないい本がないかな〜と適当に探してたとき、本屋店員がオススメする本!!という形で宣伝されているコーナーを見つけました。

 

とりあえず、最近ずっと小説から遠ざかっていた私にとってはあまり長すぎず、それでいてワクワクさせてくれるような小説を求めていました。

 

その時、見かけたのがこの本に付いていた帯広告のフレーズでした「不思議な国の住人たちが殺されていく どれだけ注意深く読んでいても、この真相は見抜けない

この言葉にあまりミステリー小説を読んだこともない私も少し惹かれ、ちょっと自分も読んで見て試してみるか・・・と思い立ったのです。

 

あらすじ

今回の主人公である「栗栖川亜里」(以下、亜里)は最近、ずっと同じような夢を見ていることに気づきました。それは自分がまるで不思議の国の住人となって生活しているという夢。夢というものは大抵誰でもうろ覚えだと、夢日記をつけ始めるすると奇妙なことに毎日毎日同じ夢を見ているようだ。いつの日か不思議の国で「アリス」は「ビル」という蜥蜴に出会い、謎の合言葉「スナークはブージャムだった」を教えられて困惑することとなる。そんな中、夢の中:不思議の国で一つ事件が起こるのだ。

玉子の形をしたハンプティダンプティが高い場所から落ちて死んでしまう。

すると、現実世界(地球)では玉子というあだ名で呼ばれていた大学の研究員が落下死してしまう。状況的に自殺だと思われたが、死のタイミングがリンクしていることに気づいてしまう。

その後、不思議の国の中でグリフォンが牡蠣を口に詰まらせて死ぬと、現実世界ではある教授が牡蠣の食中毒で死んでしまう。現実と夢の国とでリンクする死というとても奇妙な状況。

その犯人・容疑者として夢の世界で疑いをかけられてしまった「アリス」はどうなってしまうのか?そして一連の犯行の真相とは?

夢と現実とで行われていく殺人事件に立ち向かい、真相を探っていく。。。

アリスや亜里はやがて一つの真実へ・・・

 

これ以上書いてしまうと、ネタバレの要素が入ってきてしまうので、あらすじとしてはここまでにしておきます。

とにかく、この作品は多くの読者をびっくりさせるほどの終盤でのどんでん返し、思いもよらぬ事が起こります。その時のワクワク感は久しぶりに本の楽しさ。読書の楽しさを気づかせてくれました。

2013年に出版されたものですが、「不思議の国のアリス」の世界をあまり知らなくても普通に楽しめます。ただ、多分少しでも知ってたもっと楽しめると思います。私は少しどんなキャラクターかがわからないものに関しては何個か調べました笑

 ミステリー作品はあまり経験がありませんでしたが、すごく楽しめる作品なのでどうぞ時間がある人は一度お試しください。

 

アリス殺し (創元推理文庫)

アリス殺し (創元推理文庫)

 

 

 

電子書籍だと少し安いみたいですよ↓

 

まとめ

はじめにも出しましたが、

不思議の国のアリスをあまり知らなくても楽しめる。(私は全然知りません)

終盤に起こる驚き・意外な展開の連続が最高!(寝る前読むと止まりません。注意!)

最後の一行までミステリーが続く、最後まで楽しませてくれる作品

 

次回の不定期更新では「アリス殺し」のネタバレを含む考察、感想を載せていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

月曜日のカメラ写真部門定期更新は今後も続きますのでご安心下さい。

 

 

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